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生活 美容

日焼け止めをどう選ぶのがいいのか? SPFとPA/吸収剤と散乱剤

UVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)の違いと特徴

  • 波長が長いUVAを浴びると、肌はゆっくりと黒くなり、シワやたるみを引き起こす
  • 波長が短いUVBを浴びると、赤く炎症を起こし、メラニンをつくらせ、シミや色素沈着の原因になる

Aは肌の内部にダメージを与え、Bは肌の表面にダメージを与えます。

 

UVA(紫外線A波)の特徴

  • 地表に降り注ぐ紫外線の約9割を占める
  • 波長が長く、雲や家の中・車の窓ガラスも透過して肌にも到達するため「生活紫外線」とも呼ばれる。
  • 波長が長いために、真皮層にまで到達し、ハリや弾力を生むコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸をつくりだす線維芽細胞を傷つける。そのため、UVAを浴びてしまうと、肌は弾力を失い、シワやたるみといった見た目の印象を大きく左右する肌悩みを引き起こす
  • UVA冬でも夏の半分程度の量が出ている

UVB(紫外線B波)の特徴

  • 屋外での日焼けの主な原因となるため「レジャー紫外線」とも呼ばれる。
  • 波長が短いために真皮には到達しないが、表皮にさまざまなダメージをもたらす。
  • ヤケドをしたように肌を赤く炎症させるサンバーンや、メラニン色素が沈着して肌を黒くするサンタン、シミ・そばかす・皮膚がんのの原因になる。
  • 冬は夏の5分の1程度

紫外線の特徴

紫外線は、晴れの日を100%とすると曇の日は65%、雨の日は20%となっている。

日頃の対策としては、日焼け止めはもちろんのこと、UVカット加工が施されたカーテンや窓に貼るUV カットフィルムを活用するのが良い対策

 

日焼け止めに表記されている「SPF」と「PA」の違い

「SPF」と「PA」は、日焼け止めの紫外線防止効果を示す指標

「PA(プロテクション・グレイド・オブ・UVA)」はUVA対策に

「PA」とは一時的な黒化を引き起こし、長時間かけて肌の弾力を失わせるUVA(紫外線A波)を防ぐ効果を表す指数です。

4段階の「+」マークで表示され、「+」の数が増えるにつれ、UVAに対する防御効果が高いことを表しています。

 

「SPF(サン・プロテクション・ファクター)」はUVB対策に

「SPF」とは、短時間で肌に赤みや炎症を起こさせ、黒化につながりやすくなるUVB(紫外線B波)を防ぐ効果を表す指数です。

1〜50+までの数値は、何も塗らない場合に比べてUVB波による炎症(日焼けにより赤くなる)をどれぐらい防止できるかを表しており、数値が大きい方がUVB波に対する防御効果が高いことを表しています。

要するに、SPF30であれば日焼け止めを塗らなかった時に比べて30倍UVBを浴びてから日焼けが始めるということです。

※日焼け止めの持続時間ではない!(同じSPF50+と記載されている日焼け止めでも各社メーカーによって持続時間が異なります。)
※SPF50+は50以上の効果があるということ。(SPF50+は50以上という意味になっており、各社同じSPF50+と記載されていても仮にそれはSPF51かもしれないですし、SPF70かもしれないということです。)

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日焼け止めの仕組み 紫外線吸収剤と紫外線散乱剤(ノンケミカル)

紫外線吸収材

紫外線吸収剤は、肌の表面上で化学反応を起こして紫外線を吸収し、熱や赤外線などのエネルギーに変えて放出することで、紫外線を防ぐ。その放出される時の熱や、化学反応そのもの、化学反応で変化した物質などで、肌荒れや肌トラブルを起こす人もいる。

主な紫外線吸収剤

  • t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
  • メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
  • ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
  • オクトクリレン
  • オキシベンゾン-3

紫外線散乱剤(ノンケミカル)

紫外線散乱剤は、肌の表面を粒子で覆い紫外線を反射・散乱させることで、紫外線を防ぐ。化学変化を起こさないので、肌への負担が少ないと言われている。

主な紫外線散乱剤

  • 酸化チタン
  • 酸化亜鉛
  • 酸化セリウム

紫外線吸収剤と紫外線散乱剤(ノンケミカル)の違い

紫外線吸収剤 紫外線散乱剤
強力な紫外線防止効果
汗・水に強い
比較的落としやすい
化学反応を起こさないため肌荒れしにくい
環境にやさしい
化学反応で肌荒れする可能性がある
環境に悪影響の可能性がある
毎日使うには強すぎる
汗・水に弱い
肌乾燥を感じたりすることがある
白浮きしやすい

 

妊婦さん・小学生以下の子供が使う日焼け止めには注意が必要!

「内分泌かく乱作用」を起こす成分が含まれている日焼け止めが多いため注意が必要です。
「内分泌かく乱作用」とは、通常ホルモンは、合成・貯蔵・分泌され、血流などによって運ばれて必要な場所で作用を発揮し、その後は分解・排泄されます。 この「内分泌」の一連の過程に変化を与え、生物にとって有害な影響を及ぼすことを「内分泌かく乱作用」と言います。

どういった過程で起こるのか

日焼止めを塗ることで皮膚から吸収される。

該当する日焼け止めは何なのか

  • メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
  • オキシベンゾン-3

紫外線吸収剤日焼け止めに含まれている成分になります。

使用していて起こりえる可能性

妊婦さん使用の場合、頭のサイズに影響を及ぼす可能性が高くなります。女の子の場合:頭が小さくなり、男の子の場合:頭が大きくなる可能性が高まります。

小学生以下の使用の場合、女性ホルモン、男性ホルモンが減少し発育に支障が出る可能性が高くなります。また、甲状腺ホルモンが低下し無気力や抑うつ状態になる可能性が高くなります。

 

目からの紫外線も日焼けの原因になる!

目に紫外線が入ることにより、脳が防衛防衛反応を起こし、体内にメラニン色素を作るよう命令をするからです。

メラニン色素を作るだけでなく、角膜にダメージを与え、充血など原因にもなる。そのため、サングラスで目を守ることも大切です。

 

まとめ

UVB(紫外線B波)は日焼け止めで防げるという情報は多くメーカーには寄りますがSPF50+の日焼け止めを使うのが良いというのが分かりました。

一方、UVA(紫外線A波)は本当に日焼け止めで防げているのかというとそうではない可能性が高いということが分かりました。

そのため、UVA(紫外線A波)の対策はしっかり行わないと、数年・数十年後にシワたるみ・シミそばかすが多くなるといえます。

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